マタニティー歯科
妊娠中の適切なケアがお子様のためになります。
現在では、お母様のお口の環境が産まれてくるお子様に影響することが知られています。
妊娠中に適切なお口のケアやフッ素、キシリトールを使用することで、むし歯の原因菌(ミュータンス菌)を減らすことが大切です。
生まれたてのお子様にむし歯菌は存在していませんが、周りの大人の方のスキンシップによって、
1歳7ヶ月~2歳4ヶ月の間をピークに感染すると考えられています。
お子様の口腔内の環境を守るためにも、ぜひ検診へお越しください。
妊娠中は様々なリスクがあります。
妊娠中はつわりなどによって、しっかりと口腔内をケアすることが難しく、トラブルが起きやすい時期です。
歯肉が腫れたり、出血があったりなど、歯肉炎・歯周炎が起こりやすくなり、また歯周病の妊婦さんは、そうでない妊婦さんと比較して早産や、低体重児で生まれる可能性が7倍高いという報告もあります。
原則、治療は安定期の妊娠16週~28週に行うことをおすすめしています。(緊急の場合はこの限りではありません)。
仰向けの治療が苦しい場合、歯科医師が立って治療を行うなど,妊婦さんがリラックスして治療を受けられるように心がけています。
麻酔
歯科治療で一般的に使用する麻酔は、局所麻酔と呼ばれる”その周辺だけにとどまる”麻酔ですので、基本的にお身体への影響というのはほとんどありません。
それよりもむしろ、麻酔を使わずに痛みを我慢する方がストレスとなり、悪影響を与える可能性が高くなります。
レントゲン
レントゲンを撮影する必要がある場合、お腹を保護する防護エプロンをつけますので、
赤ちゃんへ影響が行くことはまずありません。
また、当院では放射線の被曝量の少ないデジタルレントゲンを使用しています。
お薬
歯の痛みや腫れなどに対して、ひどい場合には妊娠中の方にも影響が少ない、比較的安全なお薬を処方いたします。